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クラウド資格は開発会社選びの材料になる?見てよい範囲・見てはいけない範囲
AWS等の資格は下限にはなるが、選定の本体ではない。ベンダー評価で使ってよい範囲、赤旗、代わりに聞く質問を整理します。
村田 文太郎/代表取締役
- 開発会社選び
- 受託開発
- 発注失敗回避
「AWS資格保有者が在籍しています。」——提案書の定番だ。学習意欲の信号にはなる。だが本番の設計責任・障害対応・体制の代替にはならない。
資格をゼロ評価する必要もない。使い方を間違えないことが大事だ。
資格は下限の参考。選定の本体は、制約付き事例と誰が実務に入るかだ。
結論:使ってよい/いけない
| 使ってよい | 見てはいけない(主根拠にしない) |
|---|---|
| チームに基礎知識があるかの下限 | 資格数が多い=安全 |
| 学習文化のヒント | 個人の合格=案件の設計責任者 |
| 会話の入口 | 資格だけで他社より高い見積もりを正当化 |
赤旗
- 提案の大半がバッジ画像
- 合格者と実アサインが別と明示されない
- 障害・移行の失敗談がなく、資格話だけが詳しい
代わりに聞く質問
- 同種制約(規制・規模・移行)での役割は何か
- 本番障害の一次とエスカレーションは誰か
- 資格者は週何時間この案件に入るか
- アカウントと権限の設計責任は社内/貴社のどちらか
事例
匿名化した一例。資格保有を重視して採択。実作業は別チームで、レビューも薄い。本番前に権限設計の穴が発覚し、別ベンダーが入り直した。分岐点は「誰がこの案件に名前で入るか」を契約に書けなかったことだ。
別の一例。資格は参考に留め、移行の失敗事例と再発防止を深掘りして選定。単価は中位だったが、手戻りが少なかった。
判断軸
| 資格を加点してよい | 無視して他を見る |
|---|---|
| 基礎知識の下限確認として使う | 提案の主根拠が資格だけ |
| アサインとセットで説明がある | 合格者と実務者が分離したまま |
次に確認すること
- 資格者とアサインは同一か
- 制約付き事例を聞けたか
- 障害対応の体制は書いたか
- 資格を必須条件にしすぎていないか
- 見積もりの差を資格で説明させていないか
まとめ
クラウド資格は悪くない。悪くなるのは、選定の主語にしたときだ。下限として見たあと、すぐに事例とアサインの話に戻す。
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