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技術顧問の月額と稼働|発注者が見るべき中身(単価表ではない)

技術顧問の値段比較は時間単価だけでは歪む。発注者が見るべきは意思決定へのアクセスと90日の成果。稼働スタイル別の期待を整理します。

村田 文太郎/代表取締役
  • CTO代行
  • 契約
  • 発注失敗回避

「顧問の相場は月いくらですか。」——最初の質問になりやすい。だが同じ月額でも、週1の壁打ちと、優先順位会議への正規参加では中身が違う。

供給側の「稼げる単価」の話は、発注の判断を歪める。

発注者が見るべき中身は、時間単価ではなく、意思決定へのアクセスと残る成果だ。

結論:稼働スタイル別の期待

スタイル期待してよいこと期待しすぎないこと
週1壁打ち視点の提供、質問の質組織の優先順位が勝手に変わる
週2〜3+会議参加優先表、小さな改善、投資案フルタイムCTOの日常運用すべて
短期集中(診断)事実リストと論点実行まで全部終わる

月額の高低より、上表のどれを買っているかを先に合意する。

よくある不一致

  • 発注側は「決めてほしい」、顧問は「助言まで」と理解
  • 障害時に呼べると期待しているが、契約は営業時間のみ
  • 成果物が会話だけで、翌週に残らない

事例

匿名化した一例。月額は抑えめだが、経営会議に月2で入り、30日で優先表を固定。別案件は倍近い月額でもアジェンダなしの雑談で、3ヶ月無風。価格差よりアクセスの設計差が成果を分けた。

契約で書く項目(短く)

  • 参加会議と権限
  • 90日の成果物
  • 連絡手段とその時間帯
  • 利害相反・機密

判断軸

月額交渉に入ってよいまだ早い
買うスタイル(上表)が決まった相場だけ聞いて安心したい
成果と権限が草案にある「とりあえず安く」が目的

次に確認すること

  1. 買うのは壁打ちか意思決定参加か
  2. 90日の成果物は何か
  3. 呼べる範囲(障害・採用・予算)は何か
  4. 月額の比較対象は同じスタイルか
  5. 名ばかりになっていないか(見極め原則)

まとめ

技術顧問の値段は、時間の切り売り表だけでは決まらない。何にアクセスし、何を残すかを先に固定してから、月額を話す。それが発注者側の正しい順番だ。


技術顧問の設計相談は、お問い合わせフォーム からどうぞ。

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