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週次定例だけで失敗しない|発注側が用意すべきコミュニケーション設計

定例はあるのに進まない開発。頻度より決める場と非同期の残し方。アジェンダ・決定ログ・エスカレーション・デモのチェックを整理します。

村田 文太郎/代表取締役
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「毎週定例を入れています。」——それで失敗しないなら、世の中の炎上は半分になる。定例が報告会化し、決定がチャットに散り、翌週また同じ話をする。頻度の問題ではない。

発注側が用意すべきは、会議の回数ではなく、決める場と、決まったことの残し方だ。

週次定例は装置の一部にすぎない。コミュニケーション設計がない定例は、進捗の錯覚を生む。

設計チェック

要素内容
アジェンダ決定事項/確認事項/共有に分ける。共有だけで終わらせない
決定ログ誰が・何を・いつまでに、を定例後24時間以内に残す
エスカレーション止められたときの上げ先と期限(例: 2営業日)
デモ言葉だけでなく、動くものを隔週以上で見る
非同期仕様質問のチャネルとSLA(放置禁止)
参加者決められない人だけの定例にしない

赤旗

  • 議事録が「議論した」で終わり、決定がない
  • 営業だけが定例に出て、実装者が不在
  • ブロッカーが何週も同じ行に残る
  • チャットの口頭了解が仕様になる

短い Before / After

Before: 60分の定例で状況共有。決定は「持ち帰り」。チャットで追加要望。
After: 最初15分で決定リストを消化。デモ10分。残りはブロッカー。決定ログをチケットに直結。持ち帰りは期限付きエスカレーションのみ。

同じ週次でも、成果は別物になる。

判断軸

今の定例でよい設計し直す
毎週、決定かブロッカー解消が起きている共有だけでチケットが動かない
決定ログが実装者に届いている営業と現場で認識が分岐している
デモで認識ズレが早期に出る結合直前までズレが見えない

次に確認すること

  1. 定例の目的は「決める/見る/上げる」のどれか明示したか
  2. 決定ログの置き場は一つか
  3. エスカレーションの人名と期限はあるか
  4. デモの周期はカレンダーにあるか
  5. 追加要望の正式ルートは定例以外にないか(あるなら手順は?)

まとめ

週次定例だけで失敗しないチームは、定例が上手いのではない。決定とデモとエスカレーションが設計されている。発注側の仕事は出席ではなく、その設計を先に置くことだ。


進め方・体制の相談は、お問い合わせフォーム からどうぞ。

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